生活費が30万なのに、何か毎月の生活に余裕がない。
もしかして、これって我が家だけ?
それとも、意外とこれが普通なの?
こんな疑問をお持ちの奥様もいらっしゃるのではないでしょうか?
生活費の中には、ちょっと頑張れば節約できるものも少なくありません。
この機会に今の家計を見直して、少しでもゆとりある生活を目指してみてはいかがでしょうか?
具体的な節約ポイントなど、このページを参考にしてみてくださいね!
「3人家族で生活費30万」は実は余裕がない
生活費30万と聞くと余裕があるような印象ですが、実際生活していると月々の出費がギリギリとなり貯金できない家庭が実は多いです。
各家庭の生活費は家族構成による変動が大きいため、まずは小学生以上の子供がいる場合の生活費を具体的に考えてみたいと思います。
小学生以上となると、親から離れ一人で行動する時間が増える為、安全面を考えスマホなど携帯電話を持たせる家庭もありますよね。
大人は去年の服を今年も着ることができますが、育ち盛りの子供の場合そうはいきません。すぐにサイズアウトしてしまい、季節の変わり目などは特に洋服代がかかります。
また、金銭感覚を育てるために、小学生になるとお小遣いを与え始める家庭も多いと思います。
その他、習い事や娯楽費にくわえ、中学受験を考えている家庭ではその分の学費も必要でしょう。
そして、出費の中でも体がどんどん大きく成長する食べ盛りの時期は、食費が多くかかるようになります。
成長が進むにつれて、体が大きくなるがゆえの出費や、子供の行動範囲の広がりに応じて、多くの知識や体験を得るために、色々と出費が増える時期なのです。
そう考えると、生活費30万は決して多くないということが分かると思います。
子供が小さいのに貯金ができないのは無駄使いがある
次は、子供がまだ小さい場合の生活費を見てみましょう。
小さい子供は基本的に親と一緒に行動するため、スマホなどを持たせる必要がありません。
習い事も、お試し価格の場合が多く、それほど高くはありませんし、娯楽費などもまだ無料の施設も多いはずです。
また、子供の体が小さいので、それほど食費がかからない時期です。
小学生以上の子供がいる家庭と比べ、子供が小さい家庭の場合、生活費30万は少し余裕がある金額でしょう。
ただ、その反面、子供が小さい頃は身の回りのお世話が大変です。
掃除や洗濯、食事作りにも苦労する場合もあるかと思います。そのため、キッチンに立つのが面倒になり、つい外食が多くなる人もいらっしゃるのではないでしょうか。まして、家事だけでも負担が大きい中、家計を管理するのは大変です。
自分でも何に使ったかわからない雑費や、気分転換や情報交換などで交際費も知らない間に増えているかもしれません。
貯金ができない、毎月赤字になるなどの場合は、食費や雑費など1ヶ月の出費を見直す必要があります。
その際、特に意識して確認するべきポイントがありますので、以下で見ていきたいと思います。
1.食費の無駄遣いはない?
小さい子供がいる家庭の中には、食費が多いところもあります。
先ほど書いたように、本来、子供が小さいうちは食費はそれほどかからないはずですので、この時期に食費が多いのは、どこかに問題があるかもしれません。
たとえば、1週間で何回スーパーを利用しているかチェックしてみましょう。
每日買い物に行っているという人は要注意です。スーパーに行くと、どうしても必要のない特売品や不要な食材などを買ってしまいがちです。
おやつ・お酒は家族が喜びますので、気づかないうちに多く買っている場合があるかもしれません。
また、子供に安全なものを食べさせたいということで、こだわりの食材を買うこともあると思います。
もちろん、食材にこだわるのは悪いことではありません。しかし、あまりにこだわってしまうと食費があっという間に増えてしまうので、バランスを考える必要があります。
スーパーで購入する食材以外にも、外食の頻度が高い場合や、お惣菜などを購入して自宅で食べるのも食費が高くなる原因です。
一度、ご自身の家庭の食費を見直してみてはいかがでしょうか?
きっとどこかに無駄な出費があるはずです。
2.雑費や自分への投資はいくらか把握している?
子供が小さいと、外出するのも一苦労な為、つい家にこもりがちになります。
そんな時に気分を変える為、模様替えをしてみたり、育児疲れがお肌に出てしまい、慌てて化粧品を高いものに変えてみたり。そんな経験ありませんか?
また、子供を家族に預け、気心の知れた友人と会ったり、一人で静かに美術館やショッピングなどに出かける事もあると思います。
楽しい気分転換のお茶代や娯楽費を、生活費から出したりしていないでしょうか?
気分転換をしたり、毎日頑張っている自分にご褒美をしたりすることはとても良いことです。
しかし、回数などが増えていくと、知らず知らずのうちに生活費を圧迫をしていきます。
今からでも遅くはありませんので、最近自分にいくら使ったのかを洗い出してみることをおすすめします。
場合によっては、自分に対するお小遣い制を導入するなど対策を考えることも必要です。
3.付き合い加入の保険・保証の重複はない?
食費や雑費など変動費の見直しが終わったら、今度は固定費を見直してみましょう。
固定費は毎月必ず出て行くお金ですので、ここが改善されると、かなり生活費が抑えられます。
まずは、保険から見直していきます。
たとえば、友人との付き合いで保険に入ったり、新入社員の時に入った保険を加入したままにしたりしていませんか?
子供がいる家庭と、独身者では必要となる保証が違ってきます。
若い時に入った保険のプランが現状に合ってない可能性や、保険料のほとんどが掛け捨てになっている可能性もあります。
また、複数保険に入っている人は、保証内容が重複している場合も考えられます。
社会のニーズに応えて、どんどん新しいタイプの保険商品も出てきていますので、一度見直したほうがいいでしょう。
結婚した、子供ができたなど、生活環境が大きく変わるタイミングで保険を見直すことが必要です。
子供の保険への加入や将来の子供の教育費積立などのことも考えて、条件の良い保険への乗り換えのために無料見積もり等で比較してみましょう。
4.家賃や住宅ローンなど固定費に10万以上かかっていない?
固定費で一番多く占めているのが、家賃や住宅ローンですよね。
マイホームの購入を目指して貯金をしている方もいると思いますが、マイホームの予算はいくらですか?こだわりの家を持つのは素敵なことですが、生活費30万で月々の住居費が10万以上の場合は注意が必要です。
なぜなら、生活費の中で住居費の占める割合が30%を超えてしまうからです。
一般的に、住居費が30%を超えている場合、住居費が高すぎるため、貯金ができず生活費が足りなくなる恐れがあります。
子供が大きくなってからのことを考えれば、できれば20~25%に抑えたいところです。
賃貸の場合は、引っ越しなども視野に入れて住居費を下げることを検討してみましょう。
これから自宅を購入する場合は、希望エリアより土地の安いエリアも検討するなどの対策も必要になってくるかもしれません。
既に購入して住宅ローンを組んでいる場合でも、早めに返済して分割手数料の無駄をなくすなどの対策ができるため、いち早く返済計画を見直すことをおすすめします。
中学生・高校生など食べざかりの子供がいる場合は節約より収入増を検討
中学生や高校生の子供がいる家庭は、家庭の中で一番出費が多くなる時期です。
食べざかりで食費もかかりますし、高校、大学受験に向けて塾や家庭教師など学費がかかっている家庭も少なくないはずです。
また中学、高校にもなると親と行動する時間は少なくなり、お小遣いもたくさん必要になってきます。
この頃の子供がいる家庭で、出費が月45万というケースもあるほどです。
それだけ出費が増え毎月の収入でまかなえなければ、当然貯蓄は減っていきます。
ただ、これらの出費に対して積み立てをしておくなどの対策は、まだ子供が小さいうちから可能です。
子供が小さく外で働くのが難しい場合は、在宅の仕事を始めるのも良いですし、幼稚園や保育園に行かせる事ができれば、外で働く事もできるようになります。
無駄を見直しするのはもちろんですが、どうしても必要な費用は削れません。
そこで、仕事を始めて、収入を増やす事も考えてみてはいかがでしょうか?
【収入を増やす方法】パートだけでなく、在宅ワークで収入を得ることもできる時代
これまで見てきたように、一度家計を見直してみると色々と節約できるポイントが見つかると思います。
しかし、その節約にも限界がありますよね。
必要な費用まで削ってしまうと、家族に我慢を強いてしまい、特に子供に悲しい思いをさせるかもしれません。
そこで、節約できるところは節約しながら、家族が笑顔で暮らせるように収入を増やすという選択肢もあります。
たとえば、子供に手がかからなくなった段階で、パートをして生活費を稼ぐ方法。これは従来からある方法で、今でも多くの主婦の方がパートで働いていらっしゃいます。
また最近では、在宅で仕事がしたいというニーズの高まりから、パソコンやスマホなどで収入を得る方法も増えてきています。家で子供を見ながら仕事がしたい方は、在宅で収入を増やす方法を検討するのが良いでしょう。
今は、簡単なデータ入力や、テープ起こしから、コラムなどのライティングの仕事など、在宅ワークも種類が豊富になってきました。
もっとパソコンで作業する時間が取れる方には、入電やメールでのアポイントメントを取ったり、経理や資料作成、事務処理などのクライアントと密に連絡を取り合って進めたりする仕事もあります。
こういった仕事をすることで収入が月5万円増えるだけでも、かなり生活にゆとりが出てきます。
知識やテクニックが必要な在宅ワークに取り組む場合、最初はあまり稼げなくても、色々とコツを覚えて少しずつ収入増を目指してみましょう。
生活費が足りないときは節約しつつ収入増も検討を
冒頭にも書きましたが、生活費30万というと余裕のある生活のようなイメージを持たれがちですが、具体的に考えてみると必ずしもそうではないことが分かりますよね。
節約できるところは節約して、また、どうしてもできない部分は新たに収入を増やすなど、色々と対策をしていきましょう。