将来のために少しずつでも貯金しようと思って、お小遣い制にしてみたけど、うまくいかない・・・。
貯金どころか、気が付いたら毎月の生活費も足りなくなってる・・・。
こんなお悩みを持つママもいらっしゃるはずです。
もしかして、小遣いを無理な金額にしていませんか?
無理に小遣いを安くしても長続きせず、逆効果ということもよくあります。
金額だけを見直すのではなく、小遣いを何に使っているのかという内訳から見直すことも大切です。
小遣い制がうまくいかず悩んでいるママは、ぜひこのページでヒントを見つけて下さい!
お小遣い制がうまく行かない・・・少なく見積もると失敗しやすいので注意
あなたは月々いくらお小遣いとして使っていますか?
また、そのうち何にいくら使っているか把握していますか?
お小遣いの金額は、一般的に専業主婦でおよそ1万円前後、働きに出ている方でおよそ3万円前後のようです。
子供がいる方、働きに出ている方、専業主婦の方など、生活環境によって必要な金額は違うと思いますが、家計への影響を考えると月1万ぐらいで抑えられたら良いと思っている方は多いと思います。
ただ無理な金額を設定しても、色々と我慢を強いられる上に失敗する可能性も高くなってしまいます。
それでは、どうやってお小遣いの金額を設定したら良いのでしょうか。
以下で見ていきたいと思います。
子供がいる主婦のお小遣いの内訳は?
まず、子供がいる主婦はお小遣いを何に使っているのでしょうか?
一般的な内訳は以下の通りです。
- 子供同士を遊ばせる為の交通費、飲食代(パパ不在時)
- おやつ代やジュース代(パパ不在時)
- 安いおもちゃや、ガチャガチャ代
- ママの美容院代、化粧品代(基礎化粧品代含む)
- ママ用の洋服代
- ママ用の雑誌、本代など
内訳の中でも、美容院代や洋服代は高額です。
美容院でカットとカラーをすれば、1回でおよそ1万円はかかります。
美容院へ平均3カ月に1回行くと、月々3千円は貯めておく必要があります。
さらに、洋服代です。
パンツ1本だけでも、最低3千円はかかります。
季節の変わり目に洋服が何枚か欲しいとなれば、そのために貯めておかなければなりません。
お気づきでしょうか?
このようなお金の貯め方をしていると、月々のお小遣いが足りなくなってくる可能性が高いのです。
また、子供とのおでかけにかかる費用などは、パパと一緒の場合は家のお金から出してる場合が多い事も注目したい点です。
実際は、お小遣いから出すものと、家から出すものの境界線があいまいであることが伺えます。
働きに出ている主婦のお小遣いの内訳は?
次に、働いている主婦がお小遣いを何に使っているのか内訳を見てみましょう。
- 子供同士を遊ばせる為の交通費、飲食代(パパ不在時)
- おやつ代やジュース代(パパ不在時)
- 安いおもちゃや、ガチャガチャ代
- ママの美容院代、化粧品代(基礎化粧品代含む)
- ママの洋服代
- ママ用の雑誌、本代
- 仕事中のお昼代、間食代、夜食代
- 仕事の付き合いでの飲食代
- 資格取得などスキルアップに使用する参考書代など
子供のいる主婦が使う項目に加えて、働きに出ている主婦の場合、仕事がらみの出費が増える傾向にあります。
お昼代などは、内勤であればお弁当で済ませられますが、外回りなどで食べる場所がない時は外食となります。
1食を安く見積もって5百円としても、実働20日(週5日勤務で1ヶ月4週間として計算した場合)とすると、食事代だけで月に1万円はかかります。
食事を我慢するのは難しいため、簡単には節約できません。
また、仕事をしているため、身なりには一層気を付けなければならず、美容院代や洋服代も高くなる傾向にあります。
実際、働きに出ていると収入が増えますが、それに伴い出費も増えるため、お小遣い金額の設定には注意が必要になるのです。
実際は色々なものに使うため、少なく見積もっても守られないなら意味がない
お小遣いに必要な金額を少なく見積もりすぎると、結局、生活費から出すことになります。
これでは、生活費を確保する為のお小遣い制にもかかわらず、生活費を圧迫してしまい意味がありません。
特に、子供関連の費用は、お小遣いから負担するのが良いのでしょうか?
実際、スーパーなどで食材を買う時に一緒に買ったお菓子は、生活費から出しているはずです。
他にも、子供関連の費用でも、ちょっとした遊び場の利用料はお小遣いから出し、遊園地などの入園料は生活費から出している事が多いと思います。
そのため、お小遣いの金額だけでなく、お小遣いと生活費でそれぞれ何を負担しているかについても見直す必要があるでしょう。
主婦のお小遣いの相場と実際に必要な費用のギャップ
主婦のお小遣いは、専業主婦でおよそ1万円、働きにでている主婦でおよそ3万円というのが世間の相場です。
しかし、その内訳を見ると、実際に使う金額がお小遣いの額より多い場合が多く、ギャップが生じている場合も少なくありません。
例えば、お小遣いを1万円とした場合を考えてみます。
子供関連の費用、おでかけの飲食代が月1回かかるとして、親子で3千円、安いおもちゃやガチャガチャなどを月2~3回で千円、公園で食べるなどのちょっとしたおやつやジュースを1ヶ月千円程度とすると5千円です。
残りの5千円から美容院代を3千円貯めておくと、洋服代と化粧品代を貯めておける分がほとんどありません。
また、洋服代はお小遣いから負担しつつ、下着などを生活費から出すこともあるでしょう。
であれば、化粧品代も、化粧に使うものはお小遣いから負担し、基礎化粧品は下着と同じ扱いとして、生活費から出しても変わらないはずです。
このようなあいまいな部分を明確にしなければ、いくらお小遣い制を導入しても生活費を守る事はできないのです。
お小遣い金額を増やしたり、お小遣いから負担している部分を減らしたりということを具体的に考えたほうがよいと思われます。
小遣いの金額は貯金ができるように家計を夫婦でよく話し合う
夫婦でお小遣い制を導入している場合は、どちらのお小遣いの金額も見直さなければなりません。
その際、生活費を確保するだけでなく、貯金ができるようにすることも重要です。
貯金ができるという事は精神的な安心感にもつながります。
しかし、貯金のためのお金を確保しようとして、多くの我慢を強いられる金額を設定すると、ストレスが溜まり長続きしません。
かえってストレスを発散する為にお金がかかったりして、お互いに不満が溜まり家庭内もギクシャクしてしまうかもしれません。
小遣いの金額はしっかりと夫婦で話し合い、無理がない範囲で設定しましょう。
どんなことに使いたいのか、旦那の出費の内訳も書き出して見直す
お小遣いの金額を見直す場合は、旦那さんのお小遣いの使い道も洗い出す必要があります。
しかし、中には自分で稼いだお金の使い道に口出しされたくないということで、相談に応じてくれない旦那さんもいるかもしれません。
その場合は、分かる範囲で良いので自分で書き出してみましょう。
その上で、お小遣いを何に使いたいのかを夫婦でよく話し合ってみてはいかがでしょうか?
お小遣いは本来、自分の好きな事に使うものです。
しかし、金額によっては好きな事に使うお金が足りないということもあると思います。
もちろん貯金も大事ですが、旦那さんが日々お仕事を頑張れるように現状を把握し合いましょう。
また、旦那さんのお小遣いで負担している分で、生活費から出せるものがないかも見直すといいと思います。
旦那の収入だけで足りないなら副業やパートなども考える
お小遣いの金額を見直す事ができても、実際の収入では貯金する余裕がない場合もあると思います。
どうしても出費を削るには限界があるものです。
そんな時は、副業やパートをして収入を増やすのも選択肢の一つではないでしょうか?
今は、夫婦共働きは常識となりつつありますし、働く形もいろいろ選べるようになっています。
中でも在宅ワークの普及は、子育てなどのために外で働けない主婦の方には非常に助かる働き方だと思います。
在宅ワークは敷居が高いという方には、アンケートに答えたり動画を視聴したりしてポイントを貯めてお小遣いを稼ぐ方法もあります。
また、個人がネットで物を売るのも簡単になっている今、すぐに着られなくなってしまう子供服をネットオークションに出品して収入を増やすこともできますよね。
さらに、ブログなどをやっている方は、アフィリエイトで広告収入を得るということにチャレンジするのもいいかもしれません。
収入を増やす方法も色々探してみてはいかがでしょうか?
小遣いは内訳から見直すことも必要
今回は、小遣いの内訳にスポットを当ててみました。
本来は自由に使えるのが小遣いですが、内訳から見直さないと家計が守れない場合もあると思います。
夫婦で現状を把握しながら、何に使うのがベストなのか考えてみましょう!