家族が3人いる場合、毎月の食費はどのくらいが理想なのでしょうか?
もしかしたら、食費に10万以上かかってしまい、ちょっと焦ってしまっているママもいるかもしれません。
もちろん子供の年齢によってはそれぐらいかかることも珍しくないので、金額だけを見て焦る必要はないのですが、抑えられるものなら食費も抑えたいですよね?
そこで今回は、食費が高くなってしまう理由など、食費を抑えるためのポイントをご紹介します。
家計が食費に圧迫されて苦しいというママは、ぜひ読んでみて下さい!
3人家族で食費が10万以上いくのは珍しくない
3人家族で食費が10万を超えると聞くと、高いという印象を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、実際に家計簿をつけてみると、10万は意外とすぐ超える金額です。
夫婦二人だけの生活や、まだ子供が小さい頃はそれほど食費がかからなくても、子供が成長して食べざかりになってくると買い物する量も増えていきます。
子供の成長のためなら仕方のないことですが、いざ家計簿をつけると、とんでもない金額になって驚くかもしれません。
確かに成長期にしっかりと食事をさせるのは大切ですが、子供が成長していく度に食費が増えていくようでは、やがて家計が圧迫されることも目に見えています。
じっくり家計簿を見てみると、無駄がたくさん見つかるかもしれません。
今一度普段の買い物を見直し、無駄な物を購入していないかチェックすることが大切です。
早い段階から上手にお金を節約できるようにして、将来のために少しでも貯金できるようにしたいですね。
食費を抑えたいときにまずやるべきこと
食費が生活費を圧迫して貯蓄ができていないなら見直しが必要
食費が生活費を圧迫し、貯金ができない状態ならば家計の見直しが必要かもしれません。
ただ、ここで知っておいて頂きたいのは、食費が10万を超えているとダメで、超えていなければ良いという単純な話ではないということです。
そもそも家庭によって収入は異なり、収入に余裕があるなら食費が10万以上かかっても貯金はできます。
ちなみに毎月の収入のうち、食費に費やせるエンゲル係数の理想は20%と言われています。
毎月の収入が50万円であれば10万の食費でも貯金できますが、収入が30万なら食費に10万円も使うと貯金は難しいでしょう。
ただ、10万円の食費を頑張って削減できるようになると、残りは貯金にまわすことができます。
問題は、どうやって食費を削減するかということですが、まずは金額を見直すことから始めてみましょう。
食費を見直すことはできるので、削減できるものがないか確認を
食費の見直しのコツは、まず食費の内訳を書き出す事です。
食費の内訳をよく見てみると、本当に必要なもの以外に多くの嗜好品が含まれていることに気づくのではないでしょうか。
本当に必要な食費を減らしてしまうと健康に害を及ぼす可能性も出てきますが、嗜好品は必ずしも必要なものではないので削減対象となります。
ただ、普段から家計簿をつける習慣が無い人は、買い物の度に記入していくのが面倒に感じるかもしれません。
そこで便利なのがクレジットカードです。
支払いをクレジットカードにすると気軽に使用履歴が確認でき、また自動的にグラフ化してくれるアプリもあるので、手間をかけなくても家計の管理が出来るのでオススメです。
食費が10万超えてまずいかどうかは収入や貯金とのバランス次第
食費が月10万以上かかる家庭が食費を見直すべきなのか、それともこのままので良いのかは、収入や貯金とのバランスがで決まります。
収入にゆとりがある家庭なら特に意識する必要はありませんが、ゆとりがなかったり収入が変動したりする家庭であれば食費を見直した方がいいでしょう。
そもそも生活していく中で必要になる費用は食費だけではなく、住居費や水道光熱費、通信費、子供の習い事など様々な固定費があります。
収入が少ない家庭では食費が占める割合が高くなるため家計が圧迫され、生活も厳しくなってしまうのです。
また当然ながら、子供が小さい頃と成長した時の食費は同じではありません。
子供が大きくなっていくと食べる量も増えるので、幼児期の頃は貯金が出来ていても、中学生や高校生の頃になると全く貯金が出来ないケースも考えられます。
家計が圧迫されていると感じるならば、支出額が高いものから見直すのが効率的ですよね。
その点、食費は生活費の中でも上位3位に入る大きな支出ですので、効率的に見直しができる可能性が高いです。
食費が10万以上かかる理由
そもそも、なぜ食費に10万以上かかってしまうのでしょうか?
ここが分からないまま、食費を削減しようとしてもなかなか上手くいきません。
そこで、食費が10万以上かかる理由を見ていきたいと思います。
もしかしたら、あなたの家にも当てはまるものがあるかもしれませんので、1つずつチェックしてみましょう。
1.毎日お酒を飲む
見直すべき食費のとして、お酒は外せないポイントです。
食事の金額ばかりに気をとられ、お酒は何も着手しないというのでは食費の削減はできません。
お酒が好きな人は酒代を惜しまない傾向にありますが、每日購入していると結構な金額になってしまいます。
嗜好品の1つであるお酒にかかるお金を削ることは、毎月の食費を減らすために欠かせません。
每日飲む習慣が身に付いている人は苦渋の決断になりますが、家族とも相談して1日あたりの飲む量を減らす、または休肝日を設けるなど見直しが必要となります。
2.每日アイス・おやつを食べる
お酒と同じくおやつも嗜好品なので、食費の中から削れるポイントです。
子供が食べるのはもちろん、大人も意外とアイスやおやつを口にすることが多く、あまり意識せずに購入していることも多いのではないでしょうか?
スーパーやコンビニへ行くとつい誘惑に負けてしまうという人は、買い物へ行く回数を減らすことを検討してみましょう。
また、買い物に行く前におやつのストックを確認しておくと、無駄に買い物をすることも無くなります。
3.外食や総菜が多い
食べるのが趣味という人は美味しいお店を見つけて外食するのも大好きです。
しかしながら、外食は料理や片付けの手間賃も含まれているため、安いお店を利用したとしても1回あたりの単価が高くなります。
また共働きで忙しい事を理由に総菜を購入して食卓に出している家庭もありますが、頻繁に利用していると食費がどんどんかさみます。
ゆっくりしたい時や楽しみの一つとして、惣菜や外食を利用するのは悪いことではありませんにので、家計とのバランスを考え、家庭でルールを決めるようにしましょう。
4.食材が高い(良いものを選んでいる)
惣菜や外食に頼らず料理は毎日家で作っていても、食材が高ければ当然食費も高くなります。
産地のこだわりなどがあると、スーパーでのセール品や特売日に興味が沸かず、購入するのは高いものが多くなってしまうかもしれません。
確かに家族に良いものをたべさせてあげたいという気持ちは大切ですが、1つ1つの単価が高くなるため家計には優しくありません。
また自分ではなくパートナーがこだわって食材を購入してくる場合は、まずは二人でじっくり話し合い、見直せるものを見つけて上手に買い物していく必要があります。
5.長期休みなど子供が家にいる
夏休など子供が長期休みに入ると、日中の食事も用意しなければなりません。
単純に昼食分が上乗せとなるだけではなく、子供は家にいるとお菓子やジュースなそも欲しがるため食費は高くなります。
また運動部に入って体を動かす機会が多い子供は食べる量も多いので、昼食代も余計にかかります。
子供1人の食費も予算より2~3万円ほどオーバーする可能性も考えられますが、驚異的な子供の食欲もずっと続く訳ではありません。
一時的な出費と割り切ってしまいましょう。
6.よく食べる
当然ながら食事の量は人によって違います。
普段から食べる量が少ない家族なら、食費も気にならないかもしれません。
一方で食が趣味の人や、1回あたりに食べる量が多い人は食費も高くなります。
よく食べる人が節約するには、お米のような保存できるものは安い時にまとめ買いする、野菜や豆腐、麺類などを使ったかさ増しレシピを増やすなど、買い物や料理でひと工夫することが大切です。
子供が食べざかりで食費10万超えが避けられないなら収入を増やすことも検討
子供がスポーツをしている、また中高生の食べざかりの時期は、食費が月10万を超えるのも仕方がありません。
大学生や社会人にもなれば食欲も落ち着いていくので、それまでは耐える時期と割り切ったほうがいいでしょう。
食べざかりの子供に無理に食事を我慢させてしまうと、体調を崩して医療費が必要になる可能性もあります。
月10万円の食費が必要経費となって、もし家計が苦しくなるならば、まずは通信費や交際費など他の費用も見直し、削る部分が無いか徹底的に洗い出しましょう。
それでもダメなら、収入を増やすしかありません。
子供が中高生になれば手がかからなくなるでしょうから、ママとしてはアルバイトやパート、派遣社員など外で働けるようになります。
毎日フルタイムの勤務ではないにしても、一定の収入があれば余裕が持てるようになります。
もちろん働いた分のお金で贅沢をしては意味がないですが、節約の事ばかりを考えて食事の用意をするのも楽しくありませんよね?
無駄な物は上手に削りつつ、体に必要なものを十分に食べられるのが理想の食卓です。
できる範囲の食費削減を考えてみましょう
食費の問題は、いつもママを悩ませますよね。
家族にはできるだけ質の良いものを食べてほしいけど、どうしてもお金がかかってしまいます。
やはり、今回ご紹介したように、まずは必ずしも必要とは言えない嗜好品から見直してみましょう。
そして、最終的にはママが働いて収入を増やすことも視野に入れつつ、できる範囲の食費削減を考えてみて下さい!