生活の中で絶対に必要なものが水です。
飲み水や料理だけでなく、トイレやお風呂、洗濯機。毎日かなりの量を使うことになるので、水道代もかかります。
それにしても、うちの水道代って高くない?
そういうお悩みをお持ちのママも少なくないはずです。
水道代が高くなる代表的な原因はいくつかありますので、まずはその原因を見つけることから始めまてみましょう。
その上で、少しでも水道代を安く抑える方法を取り入れることをオススメします。
それでは、水道代が高くなる原因からみていきます。
水道代が高くなる原因は流れる水が増えたこと
水道代が高くなった原因は、単純に使用する水の量が増えたからです。
以前に比べて水の使用量が増えるときは、生活スタイルに何らかの変化が起こっているケースが多いです。
例えば、結婚や同居、子供が生まれた、などは水道代が上がる一因なります。
また、自宅を仕事場にする仕事に転職をしたり、水をたくさん使う家電を導入したりしたときも、水道代が上がることがあります。
水道代が高くなったときは、生活スタイルが以前と変わっていないかどうかをチェックしてみるとよいかもしれません。
1.家族の人数が増えた
子どもが生まれたり、同居人が増えたりして水の使用量が以前よりも多くなるのはごく自然なことです。
例えば、子どもが生まれると、出産直後から赤ちゃんをお風呂に入れたり洗い物をしたりする必要が出てきます。
したがって、使用する水の量が増えることが考えられます。
また、同居人ができて家族が増えた場合は、洗濯の量が増えるだけでなくトイレや風呂を使う頻度が多くなるため、使用する水の量も増えます。
2.洗濯する回数が増えた
洗濯する回数が増えると、使う水の量も多くなります。
例えば、赤ちゃんが生まれたり親と同居を始めたりすると、洗濯する回数も増えますよね。
子供が運動部に入って毎日汗や泥のついた衣類を洗うことになると、さらに水を使います。
縦型の洗濯機に約50リットルの水を入れて洗濯、すすぎのコースを1回おこなうと、約26円の水道料金がかかると言われています。
毎日1回洗濯をする場合、1カ月で約800円の水道代が発生する計算です。
家族の人数が増えて洗濯の回数が1日2回になると、1カ月の水道代は2倍の約1,600円になります。
3.家にいる時間が増えた
転職をして在宅時間が増えた場合も、水道代が上がることになります。
例えば、在宅ワークなどを始めると多くの時間を家で過ごすようになると思います。
また、フルタイムで働いていた人が産休・育休で休暇を取得したときも在宅時間が長くなります。
家にいる時間が長くなると、家のトイレの使用回数も増えてしまいます。
当然その分、水道の使用量も増えるのです。
4.水を使う器具を変えた・増やした
リフォームなどで水を使う器具や家電を設置したときも、水道代が上がることがあります。
例えば、トイレに温水便座を導入したり、お風呂の給湯器を変えたりすると、水をたくさん使うようになるでしょう。
また、キッチンに節水効果の低い食洗機を設置するのも水の使用量を増やす一因です。
お風呂や洗濯で使用する水の量は、浴槽や洗濯槽の大きさによってかなり変わります。
水を使用する器具を増やしたり機器のタイプを変えたりしたことが、使用量の変化につながっている可能性もあります。
5.漏水(蛇口・トイレの水がきちんと止まっていなかったなど)
家族の人数や生活スタイル、使用する器具などに特に原因が思い当たらないときは、漏水をしていることも考えられます。
気付かないうちに生じている漏水は、予想以上に水道代に影響を与えます。
継続的に水が漏れることから、長期間にわたり道代が高額になるため要注意です。
漏水は、屋外、屋内の両方で起こり得ます。
家の中では、トイレタンクの器具やパッキンの劣化、蛇口の閉めが甘いなどが水が漏れる原因になりやすいです。
屋内の場合は、地中に埋められた水道管の老朽化などが原因で水が漏れていることがあります。
6.引っ越しなどで自治体が変わった
引っ越しで水道局を管轄する自治体が変わったときも、料金が高くなるケースがあります。
水の使用量があまり変わっていないにもかかわらず、転居した直後から急に水道料金が上がったときは、自治体が設定している水の使用料金の差が関係しているのかもしれません。
水道料金は、基本料金と従量料金で構成されています。
基本料金の量を超えて使用した分は、従量料金として超過分を請求される仕組みです。
基本料金は、メーターの口径が大きくなるほど高くなります。
自治体の水道の使用料金は、水の供給にかかるコストや設備の維持費などによって変わる傾向があります。
一般的に、人口が少ない山間部や水源から遠い地域などは水道料金が高くなりやすいです。
水道代が増えると上下水道両方増えるので原因の特定は大切
水道代が増えた場合、基本的に上下水道料金が両方増えるようになります。
ちなみに、上水道料金はこれから使用する水にかかる料金、下水道料金は使用済みの水を排水溝に流すときにかかる料金です。
多くの場合上下水道料金は一緒に請求されますが、中には2つを分けて請求している自治体もあります。
ただ、料金の項目が2つにわかれていても、水道の使用量自体が増えると両方の料金が値上がりします。
水道代が急に上がった場合や、水道代が高い状況が続く場合は、早めに原因を究明するのがベストです。
面倒だからと原因を特定せずにうやむやにしてしまうと、水道代が予想以上にかさんでしまうため注意しましょう。
急な水道代の高騰が起きたら水道局に電話を
思い当たる原因がないにもかかわらず、急に水道代が上がったときには管轄の水道局に一度確認してみるとよいかもしれません。
水道局では、家庭内漏水がないかどうかを調べる方法を教えてくれることがあります。
急に水道代が高くなる要因などもアドバイスしてくれるケースが多く、問題解決のためのヒントが見つかる場合があるかもしれません。
自治体で何らかのトラブルが発生していたり、事務上のミスがあったりする可能性もゼロではないため、確認してみることは大切です。
管轄の水道局の連絡先は、自治体から配布される「水道使用量のお知らせ」などに記載されています。
また、自治体の公式サイトに水道局の電話番号が掲載されていることがあります。
生活費の見直しで水道代を抑えたい場合
水道代を減らすうえでは、生活費を見直して節水をすることも大切です。
節水と聞くと、毎日の生活で使う水の量を減らせばよいだけと思われるかもしれません。
ただ、家庭で使用する家電を変えることも、水道代を抑えることにつながります。
例えば、節水効果の高い食洗機を使って食器を洗うことで、大幅に節水ができるケースがあります。
実際、国内のメーカーが発売している食洗機の場合、商品によっては手で洗うときの9分の1の水量で洗い物をすることができます。
食洗機は、水を効率よく使用できることから、少ない水量で汚れが落とせます。
食洗機は1年間でかなりの金額が節約できる家電です。
1.お風呂周りの水を節約する
節水をする場合、お風呂周りの水の使い方を変えてみるのも1つの方法です。
浴槽にお湯を入れて使用するお風呂は、1日でたくさんの水を使います。
お風呂ではシャワーも使うため、使用する水量がどうしても増えます。
節水の際に心がけたいのが、シャワーの流しっぱなしや湯量の無駄な追加をやめることです。
節水タイプのシャワーヘッドを利用するのも効果的でしょう。
また、浴槽にためた風呂水を洗濯の際に再利用することもできます。
前日の残り湯を洗濯に利用する方法は、ポピュラーな節水法です。
風呂水の再利用をしていない場合は、最初の洗いのときだけやってみるとよいかもしれません。
水の使用量がわずかでも減れば、水道料金が変わってくる可能性があるからです。
2.台所周りの水を節水する
台所周りでは、お皿洗いの際の水の流しっぱなしが思いのほか水道代が高くなる原因になっています。
先ほども書いたように、無駄をなくしたい場合は、食洗機の導入を検討してもよいでしょう。
もちろん食洗機は機器の代金などの初期投資に費用がかかります。
ただ、食洗機で使う水の量と手洗いでお皿洗いをする際の水の量には、大きな違いがあります。
手洗いの場合、1回のお皿洗いで約80リットルの水が必要ですが、あるメーカーが発売する食洗機はわずか9リットルほどで済みます。
食洗機は、お皿を所定の場所にセットしてスタートボタンを押すだけで洗い物ができる便利な機械ですが、手洗いより節水ができるという大きなメリットもあります。
一度導入を考えてみるとよいかもしれませんね。
水道代の節約も無理のない範囲で
水道代も細かくチェックしてみると、節約できそうな部分が見つかりますよね?
他の生活費と同じように、無理して節約すると長続きしないと思います。
できる範囲のことをコツコツ続けていくのが大切です。